おはぎのブログ#喫茶室いこい=仲間募集・自分史を作りましょう=

ひとりより二人、辛い思い出も仲間と話せば優しく励ましてくれる。あなたの応援団。

生きる事は素晴らしいノンフィクションだ。
自分史を楽しみながら、一緒に書きませんか。

区立D小学校界隈:宿の通りの T P O

おはぎ

ちいちゃんが小学校3年生の冬、その日午後3時頃、風もなく寒いと震えあがるほど寒くもなかった。お母さんが、馬場の薬屋さんに買い物に行くと支度をしていた。『ついでに夕ご飯の「おかず」も〇〇マーケットで見つける』と言ったので、ちいちゃんも『行く』と白い靴下を足首のところでピタッと三つ折りにして(ちいちゃんは、決まった!と)靴を履いた。お母さんと並んで宿の通りに出て今夜の「おかず」の話をしながら歩いてゆくと、同級生のお母さんと近所のおばさん達が、〇〇マーケットの前で話ていた。お母さんが挨拶をする。同級生のお母さんが、『あんた、寒くないのそんな恰好で』とちいちゃんを見て叫んだ。ちいちゃんは、訳がわからなかったけど『寒くない。』と答えた。お母さんは、ちいちゃんを振り返って、『あんた、タイツ履いていないの』と一言。おばさん達は『元気ねぇ』と、それから、なんか、ちいちゃんに関係ない話をして、『じゃあね。』とお母さんは馬場の薬屋さんへ向かって歩きだした。ちいちゃんが後をおっけてお母さんの横に並ぶと、『見っともない、恥ずかしい。なんで、そんな格好しているの』と言うとそれっきり、前を向いて歩きだした。おかあさんは、怒ると口を利かなくなる。ちいちゃんは恰好良く決めたと思っていたから、そんなに怒るなら、家を出てくる時に言ってくれれば言いのに、、、、と。なぜ、冬は、暖かそうな恰好をしていないといけないの。話をしなくなったお母さんの後について歩きながら、ちいちゃんは、怒られた事が不満でならなかった。

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