気ままに一筆:もうすぐ 81年目の終戦記念日
8月15日は終戦記念日。夏の高校野球大会では、正午に試合中の高校は、試合を中断してサイレンと共に黙とうをする。先の戦争で亡くなられた人達を慰霊するため。
日本武道館では、墨で「全国戦没者の霊」と書かれた白柱を中心に舞台が創られ天皇陛下のおことばが有り、総理大臣、衆議院長、参議院長、最高裁判所長官、遺族代表の追悼の辞が読まれ、参列者の献花で式は終了となる。追悼の辞を読む人は、「戦争は、非人道的な行為で、やってはならない。平和を祈る。」と異口同音に白柱に向かって読み上げる。
日本には、願い事を言い続ければ叶うという『言霊』を信じる文化がある。
だからなのか、
昭和38年に政府主催で行われるようになってから式典の内容は変わっていないと言う。
今年も終戦の日の式典は、例年通り白柱の前で「戦争は、非人道的な行為で、やってはならない。平和を祈る。」と『言霊』を信じて異口同音に追悼の辞を読むのだろうか。
81年目の終戦の日、インターネットで検索すれば、太平洋戦争の記録フィルムを視聴することができる。日本軍が戦ってる。圧倒的に物資力の違うアメリカの艦隊に、鳥が旋回しているように戦闘機が軍艦に向かってゆく。陸上では、洞窟に兵隊が手榴弾を投げ入れている。水を撒くように火炎放射器の火が村を焼いている。
戦闘が終わってガマ(洞窟)から出てきたのは、赤ん坊を抱いた女の人、老人、子供。
沖縄県民の5人に1人が亡くなったと言われている。(そのことを知ったのは、中学を卒業してからだった。)
広島・長崎に原爆が落とされ、民間人の広島14万人、長崎7万4千人が戦場でない場所で犠牲になった。日本が「唯一の被爆国」になった。「戦争の被害者」になった。とそのことだけを、戦争を知らない世代に伝えてはいないか。
一年の一日。白柱の前で『言霊』を読み上げる。それが、全て。

8月15日
あなたの思い出は、